
写真は、この日1尾目のアメマスだ。
斑点が薄れ体には細かい傷がついていた。
この日は、KとMというネットで知り合った友人との釣行だった。
2年ほど前からの付き合いである。
当時K氏は既に釣りの達人であった。
初めて同行した時には、
対岸のブッシュの中に見事にルアーをキャストするのに惚れ惚れした。
対してM氏は釣りを始めたばかりであった。
ジャージでウェーディングをするのを常としていた。
(ウェーダーの存在すら知らなかったという)
K氏は季節、場所、魚のサイズ、魚種など
釣りに関して
ありとあらゆることにこだわりを持ち、
そこに目当ての魚がいると思えば、
1日1バイトもないかもしれない厳冬の河川で竿をふる。
M氏はウグイが一番好きだと言っていた。
ウグイが釣れずにニジが釣れるとがっかりするほどだった。
多くの証言がそれを証明している。
にもかかわらず、
最近はかつて自分が皆の前でそう公言していたことを
まるで、なかったことのように、
「そんなこと言っていませんよ。Qちゃんも嫌いじゃないって言っていただけですよ」
などと平気な顔で言える、信用ならない男である。
K氏は人類より、魚類の方が好きだ。
M氏は、変態話やアホ話を好む。
だから私は、魚釣りをしたいときにはK氏と行き、
変態アホ話がしたいときにはM氏と行く。
私にとって二人は
偏っているという共通点を除いて
「対極」の友人と言える。
文字通り対極。
端と端。
友だちなどけっしてできないだろうというくらいの端。
そんな二人と付き合っているとは、
私は
なんて心の広い人間なんだろう。